心の帰るところ

 心の帰るところ

すべてを包み込んでくれる人
ゆっくりとやさしく流れる時間
あたたかい日だまりのある場所
そこが心の帰る場所

人は脳(心)の損傷をある程度回復する力を持っていますが、また逆に回復を阻害する要素も持ち合わせています。
 前者の場合は、人生の中で最も幸せを実感した子ども時代の環境(人や場所)に再び身を置くことで、不思議とその力が生じてきます。後者の場合は、ストレスを感じる環境にいる場合です。
 脳細胞は20歳を過ぎると、ひたすら死滅していき、再び新しい脳細胞は作られないというのが定説です。ところが子ども時代に、最も幸福だった経験があれば、その環境に再び身を置くことで部分的に脳細胞(ニューロン)が新しく作られることがあります。
 この点からも、乳幼児の育ちには、無条件に最大限の幸福を実感できる環境が大切
なのですね。あの子ども時代に戻ってみたいと思えるような、あたたかく豊かに育つ
環境をみんなで手づくりしていきませんか。