2008年03月01日
身近なものとあそぶ
野の花や土や風など |
朝、まだ湿り気のある土に、やわらかいベールをかぶせるように日差しが重ね合わされる様が好きです。 遠慮がちに野の花が一輪あるのが好きです。 小さな葉先に朝露があれば、自身に潤いを得たみたいでうれしくなります。 遠くにたなびく雲があるのが好きです。 小鳥が風とたわむれる様が好きです。 船の汽笛がかすかに聞こえるのが好きです。 静寂の朝の全てが私をやさしく揺り動かし、豊かに満たしてくれます。 こんな、ささやかな存在に宿る魂に浄化されることの幸せに感謝します。 子どもたちの今が成長の朝とするなら、汚れのない無垢な気持ちで、 周りの小さな存在を好きになってほしいと願います。 まだ生きることがはじまったばかりだから、純粋に周りにあるものと戯れてほしいと 思います。 |